2022年後半頃からAIイラストが広まり、現在では多くのAIイラスト作品を目にするようになりました。
私はpixivに載っている色々なAIイラストを拝見し、
「すごい時代になったな」
と思います。
ただ、「へえ!!!!!!すごい時代になった!!!!!!!」
という驚きではないのです。
「すごい時代になったな」なのです。
「ドラえもん」でのび太が頭に浮かべたイメージを次々と漫画にする話があるのですが※1、もしそんなひみつ道具が実際にできたら、
「へえ!!!!!!すごい時代になった!!!!!!!」
と感動し、私も頭の中にある漫画や情景を次々と形にしていくと思います。
でも……
きっと途中からは自分の手で描きたくなると思います。
自分の手を通して表現することが私は好きだからです。
AIイラストは学習に使用された素材が著作権の面でクリアしていれば、「AIイラストの分野」として、どんどん発展していくのはそれはそれで良いと思います。
また、イラストを描けなかった方たちがAIの力を借りて自分自身を表現できるようになる……
AIイラストであることを表記していれば、自分自身の想いやイメージをプロンプトに込めて表現するのは良いと思います。
ただ、私は人の手で描かれた作品を拝見できたら嬉しく感じます。
その方が人生の中で感じ取ったこと……悩んだこと、嬉しかったこと、心を動かされたこと、好きなことを自身の身体と感性をとおして表現された作品が私は好きなのです。
もし最近絵を描くことから離れている方がいらっしゃいましたら、また描いていただけますと嬉しく思います。
私は、人の手で描かれた、温もりや感性を感じるイラストを拝見したい……と心から思うのです。

※1 てんとう虫コミックス第25巻「カンヅメカンでまんがを」90p
ひみつ道具「念画紙」
今回の記事を書くにあたり、コミックを再購入して読み直したところ、子供の頃には何も思わなかったセリフが心に残りました。
たった一言ですが、ドラえもんの締切に関するセリフです。
(ドラえもんの実際のセリフをご覧になりたい方は、ぜひコミックスをお買い求めください)
藤子・F・不二雄先生ご自身も締切に追われる日々を過ごされていたと思うと、このセリフには先生の実感が込められているのかもしれないと想像しました。